職場の送別会。
43年、30年、25年もの間、、、1つの学校を守り続けてきた先生達を見送ります。
自分には計り知れない年数の苦労と感動とを、子供達とのつながりの中で培って来た先輩達。
彼ら彼女らの想いを受け取り、伝統を守って、なおかつ新しい時代に生きる自分たちには新しい指名も必要になってきます。
「いつでも、社会から時代から他の国々から、この学校の子供達を見て来た」
43年勤められた上司が言っていました。
私立の格式と伝統のある学校を守ることができたのも彼女がいたからこそ。
自分が同じ歩幅でいても、到底救えない子供がいる。一歩も二歩も先を見て子供の夢のために外側から客観的に事を見据えて指導していく姿勢が「全員」の先生の根底に必要なんだと。それがあって初めて、一人一人に目を向けわかっていくことの本当の価値があるように思えます。
『内側から子供を見守り育てていくやり方だけでは、成り立たない。』といつも喝を入れられていた私。
この学校の決して揺るがない教育の精神が1年たった今感じられているところです。
経験の浅い自分は、まだまだまだまだ。
この世代交代を迎えているこの学校で、周りの期待の大きさと不安とが時に襲ってきますが、今後自分がどこまでこの学校に尽くし、どれだけ多くの生徒の夢を叶える手伝いができるのか、ものすごく自分への期待しています。
2010/03/21
南下ぽかぽかの旅
17日くらいまで、4日間ほど東京、静岡をブラブラ。
東京では、恵比寿でビールをいただき、目黒近辺のアンティーク屋を足早にまわり、ぽかぽか陽気の中気持ちいいお買い物ができました。
夜は同級生のやってるお店「傳(でん)」へ開店祝いに同級生らと。
昔話で盛り上がりながら、築地鮪と日本酒で調子に乗りました。店長になって大好きだった料理を振る舞う彼の姿にうるうる。自分もがんばろうと心に誓ったのでありました。
気張らず、心から楽しめた東京での旅1日目。
2日目以降は静岡。
静岡は半袖でもいいくらいぽかぽかで暖か。たいして下調べもしていなかったもので(笑)とりあえず、伊豆近辺の温泉じゃないか?と、この年になってくると考えるものでして。笑 静岡市内、伊豆(熱海、伊東)を攻めました。
富士を拝みつつ、市内は県立美術館のロダン館、熱海ではMOA美術館へ足を運び、北川(ほっかわ)で海の幸、温泉三昧。
アワビの踊り焼きをが踊らなかったことは、今でも悲しい思い出です。でも身も心も癒されたー。感謝、北川温泉ホテル!
静岡に対して大した期待もしていなかった(お茶と富士のイメージのみ)以前の自分が悲しい。ばりばりの観光推薦地。古き良き時代の建物の風情、人の温かさ、温暖な気候が染み入りました。
温泉まんじゅうにワサビ、あと静岡おでんね!黒はんぺん、牛筋、、、うまい。青葉おでん街にひしめき合うおでんの名店は会社帰りのサラリーマン、行きつけのおっちゃんでにぎわってます。年中変わらずの、静岡の名物風景。大好きだな、この感じ。
伊豆なんかは東京から電車で2時間もかからないで、田舎の澄み切った空気を味わえるんだからうらやましい。
電車から見える、お茶畑、富士山、みかん畑、レモンの木、ヤシの木、、、、
時間の流れが緩やかな、幸せーな旅でした。
やっぱり旅はいい。
今度はもっと時間をとって行きたいところ。
↓ちなみに東京、静岡の行ってみておすすめアンティーク店を以下に。
恵比寿のantiques tamiser
目黒のOTSU FURNITUREやmaruse
静岡の水無月は何時間いても飽きないくらい。店主の方とも骨董話や世間話や、熱海のおすすめ店なんかも聞けて楽しかったなー。これも旅の楽しみです。
2010/03/12
2010/03/10
R不動産 | 家守プロジェクト 座談会
昨日は仕事終わりに座談会に参加。
街にあふれる空きビル、空家を思わぬカタチで生まれ変わらせ、地方の発展に貢献しているプロフェッショナルを迎え、秋田で実践する場合のポイントについてディスカッションしました。
人口減少や景気の低迷により、買い手や貸り手が見つからず空いたままになっている店舗物件。
街を歩いているとよく見かけるようになった今、空家の可能性を考えていた自分には、今回のお話は大変ためになりました。
どんなお客で、ターゲットで、都市の特性、人口、、、人間の行動に基づいた町づくりは「観察」から始まる。
まずはここから、ということ。
などなど、、、、
んで、いろいろ聞いた中でふと私が思ったこと。(かなりハショる)
成功する町づくりはパブリックアートを増やすようなものかと。
空間にアートを置く→空間が変わる→生きた空間が生まれる→人の記憶に刻まれる→そこに場所の記憶が出来上がる→人が集まるようになる。
そんな店舗が点として生まれ、それがつながり、面となる。生きた都市。
そうやって生まれ変わった都市はたくさんあるんですよね。
2時間のお話の中に、秋田の明るい未来が詰まってました。やっぱり実際に行動を起こして成功している人の話しは引き出しが多い多い。楽しく興味深い時間を過ごすことができました。
実際に若い人達が動き出してるこの秋田に微力ながらも自分も何かできたらと思う、今日このごろ。
いろんな分野でアートの力は底知れないとあらためて思うのでした。
お話をしてくれた人。
↓
現代版家守 岡崎正信氏
MORIOKA3rings
R不動産 馬場正尊氏
OpenA
R不動産
ココレボラトリー 笹尾千草氏
2010/03/08
ガラス体験
週末、美術工芸短期大学のガラス工房にお邪魔して、吹きガラスを体験してきました。
人生初。
イメージスケッチをもとに美短の学生と戯れながら、楽しく制作。
最高の設備(東北で唯一の設備らしい)と小牟禮先生(テレビチャンピオン3連覇で有名)の指導のもと、イメージに近いものが完成。冷まして2週間後、届くのが楽しみです。
自分の教え子をこの大学にしょっちゅう送り出すためだったり、教員研修や小牟禮氏の公演を聞いたり、妹が卒業生だったりとこの大学には縁や親しみがかなりあるのだけれど、工房をしっかり使わせていただくのは初めて。ガラス工房は一般人対象にした企画を定期的にやっているのだけれど、人気がありなかなか体験にこぎ着けませんでしたが、なんとか今回参加する運びになったわけです。
普段教える側の人間ですが、教えられる立場になるのは心地がいいものです。心が解放されてこそばゆい感じですが(笑
ガラスは扱いにくいという印象が強く、尻込みしがちですが、温度や特性、性質、管理の仕方等々をレクチャーしながら丁寧に教えてもらい見方がかわりました。
ただ、制作途中は実際に人間の手で触れない(1200度の高温)し、作業スピードが要求されるので、考えすぎて手がとまると、ガラスは全く違う性質に変わってしまう。
粘土を直にさわって、考えながら悩みながら彫刻する自分にとっては慣れない作業(笑
でもこれは、イメージを瞬時に作り出す力だったり、素材を読み取る力が強化されるからとってもよいと思います。
あと、印象に残っているのが、小牟禮先生の言葉。
「ガラスを十年続けると、ある瞬間にガラスの動きが止まる。さあ、お好きなようにしてください、とガラスが自分を試してくる。
そこからなんです。イメージ通りに作品を作ることができるようになったのは。」
「土と友達になって、心を通わせなさい」と恩師に教えていただいた一言を思い出し、今の自分は果たしてどこまで素材の価値や良さ
を知ることが出来ているのか、考えました。
なんとかかんとかものにしようと粘土と戯れて、格闘して気がついたら作品が出来上がっていた、そんな当時の自分を思い出し、
まだまだだなとため息です。
なにはともあれ、ガラスというまた違った性質のものでの制作はよい刺激となりました。
やっぱりモノ作りはたのしい。
そこには感動があるのだし。
充電完了。
そして生徒に還元です!
↓実際に使われていた道具たち。
人生初。
イメージスケッチをもとに美短の学生と戯れながら、楽しく制作。
最高の設備(東北で唯一の設備らしい)と小牟禮先生(テレビチャンピオン3連覇で有名)の指導のもと、イメージに近いものが完成。冷まして2週間後、届くのが楽しみです。
自分の教え子をこの大学にしょっちゅう送り出すためだったり、教員研修や小牟禮氏の公演を聞いたり、妹が卒業生だったりとこの大学には縁や親しみがかなりあるのだけれど、工房をしっかり使わせていただくのは初めて。ガラス工房は一般人対象にした企画を定期的にやっているのだけれど、人気がありなかなか体験にこぎ着けませんでしたが、なんとか今回参加する運びになったわけです。
普段教える側の人間ですが、教えられる立場になるのは心地がいいものです。心が解放されてこそばゆい感じですが(笑
ガラスは扱いにくいという印象が強く、尻込みしがちですが、温度や特性、性質、管理の仕方等々をレクチャーしながら丁寧に教えてもらい見方がかわりました。
ただ、制作途中は実際に人間の手で触れない(1200度の高温)し、作業スピードが要求されるので、考えすぎて手がとまると、ガラスは全く違う性質に変わってしまう。
粘土を直にさわって、考えながら悩みながら彫刻する自分にとっては慣れない作業(笑
でもこれは、イメージを瞬時に作り出す力だったり、素材を読み取る力が強化されるからとってもよいと思います。
あと、印象に残っているのが、小牟禮先生の言葉。
「ガラスを十年続けると、ある瞬間にガラスの動きが止まる。さあ、お好きなようにしてください、とガラスが自分を試してくる。
そこからなんです。イメージ通りに作品を作ることができるようになったのは。」
「土と友達になって、心を通わせなさい」と恩師に教えていただいた一言を思い出し、今の自分は果たしてどこまで素材の価値や良さ
を知ることが出来ているのか、考えました。
なんとかかんとかものにしようと粘土と戯れて、格闘して気がついたら作品が出来上がっていた、そんな当時の自分を思い出し、
まだまだだなとため息です。
なにはともあれ、ガラスというまた違った性質のものでの制作はよい刺激となりました。
やっぱりモノ作りはたのしい。
そこには感動があるのだし。
充電完了。
そして生徒に還元です!
↓実際に使われていた道具たち。
2010/03/03
紙もの工作と旅立ちの日
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